やらない後悔よりやって後悔したい ここあ
このままでいいんだ。これが私なんだって本当の意味で受け入れられた気がした
自然なウィッグ・エクステ通販のリネアストリア
WEAR:ys17
「欠点を隠そうとしないこと」をモットーにアパレル業界で働いていた経験を活かし、現在はWEARISTAとして活動中。WEARのフォロワー数は12万人にものぼる。
WEARISTAとしてウィッグを提供していただいたのが、出会いのきっかけでした。正直、私の中のウィッグのイメージは「一回かぶったらすぐだめになっちゃうもの」だったんですけど、リネアのウィッグはSNSや私生活ですごい褒めてもらえて。地毛がショートなので雰囲気を変えたいときすごく良いなって。私がかぶるようになったら、まわりの人たちに「え?ウィッグ?買おうかな・・・」って言われることが結構多かったですね。合コンとかあんまり行かないんですけど、こんなにスタイルが出来上がってたら超可愛い!ちょっとリッチな女子会の時とか、ほめられたいときにいいなって思います。人に見られたいときはウィッグ、みたいな。「あ、これモテる。」って思いましたね(笑)
大学卒業後はアパレル業界で働いていたんですけど、人間関係で少しつらいことがあって。自分に自信がなくなったり、マイナスなことを考えて気持ちが落ち込んでしまったりもしたけれど「ウィッグかぶってたら絶対大丈夫!」って思ったんです。ウィッグをかぶってる時は違う自分なんだって、そう思っていれば絶対私だってこと分からないだろうし。例えば、私のことを良くない風に言われていたとしても、それは違う私が言われてるだけなので気にならない。そのおかげで今は全然普通に出かけられています。
高校生の頃は腰下まであるロングヘアだったんですけど、何度も縮毛矯正をしていたので髪が傷んでいて、美容師さんに「似合う髪型にしてください」って言ったら、めちゃくちゃ短くされちゃった。でも思ったよりずっと楽だし、縮毛矯正もかけなくてよくて気に入ったのでそれからずっとショートヘアのままです。ロングにしたい気分の時はウィッグ!ウィッグはセットまでしてくれてるからすごく楽。今ではたくさん持ってますね。
WEARISTAになったきっかけは、もう単純に、その時アルバイト先でコーディネートを撮らなきゃいけなかったんです。もっと上手になりたくて、元々記録していくのが好きだったこともあり、見てくれる人が増えてだんだん楽しくなってきて。そのタイミングでZOZOが「WEARISTAになれるかもしれないキャンペーン」みたいな企画を開催していたので応募したんです。そしたら後日、お願いしますってメールをいただいて。
写真をうまく撮る方法は、欠点を隠そうとしないこと。実は私、自分の顔の輪郭が嫌いなんですよ。隠してることがまわりの人にバレて「このワードNGだ」って思わせちゃうと、相手に気をつかわせてしまうので、何を言われても大丈夫だよっていう空気感を出せるように気をつかってるところはあるかなあ。
しゃべる時もそこに一番気をつかっていますね。自分の気にしてる部分もわりと隠さないし、例えば「超エラ張ってるよね」とか言われても「ほんとそうなの!気にしてるんだよねー」って答えたり。そうすると相手の意地張ってる部分も取れるかなと思って。もしかしたら弱い部分を見せてくれるかもしれないし、そうやって素直になることって大事だなあと思います。高校生の時とかみんなコンプレックスでいっぱいじゃないですか?自分もずっと辛かったけれど、心の持ち方で、やっぱりこのままじゃいけないなって変えた部分もあって。突かれて痛いって思ってるようじゃ、自分の中でもずっと痛いままだから。変な話ですけど、そこも含めて愛してあげようかなみたいな(笑)
自分のブランドを持ちたい。やっぱりオシャレが一番好きなんです。勇気を出してくれるから。オシャレすると普段言えないようなことがちゃんと言えたり、人に意見をしっかり伝えられたり、私にとって力をつけてくれるツールなので。身長や体型で諦めちゃう人が結構いるけれど、そんなことでオシャレを諦めてほしくない。身長が高くても、小柄でも、スリムでも、少しぽっちゃりしていても、服をどう着るかは着る人が決めることだから、「テーマはこれ」っていうのはあんまりやりたくないな。欠点を隠そうとしないことがやっぱり大切。あなたなりのアレンジができるんだよって提案したい。
アパレル時代からずっと、「こう着るのが定番です」っていうのは、お客様にとって喜びを削り取る行為だと感じていて。あなたにとっていかに洋服が有意義で、お休みの日に着たくなって、クローゼットを開けるたびに楽しい気持ちになるかっていうことを伝えられるかが大事だと思う。勇気や自信をつけるためのお手伝いをしてるだけ。その人が元々持っているものを、こういうステップもありますよ~ってお手伝いするのが幸せで、すごく嬉しい気持ちになれるんです。
体型も顔も、現状を変えようとするのってすごくしんどいじゃないですか?「今のままでも可愛いんだけど、これやったら私もっと可愛いよね」みたいなテンションだったらきっとみんなもっと楽しいと思うんです。劣等感とかそういうの抜きで、もっと純粋にオシャレを楽しんでほしいな。例えるなら、ちっちゃい頃に新しいおもちゃを見つけた時のような気持ちになってくれたらいいなって思います。
可愛くなることに、諦めなんか必要ない。純粋にオシャレを楽しむ気持ちだけで可愛くなれるんです。
writer:Higuchi Sakura