ウィッグを不自然に見せない方法
ウィッグを購入していざ着用となったけど、「なんだかしっくりこない・・」となったことはありませんか?
そんな時、少しの工夫で解決できるかも!
今回はリネアストリアのサロンスタッフがそのポイントをご紹介していきます。
不自然に見えるポイント
テカリ(人工毛)
人工毛の髪の毛は化学繊維(ファイバー)でできているため、光に当たってつや・光沢を感じやすいです。
つや・光沢があると、帽子などをかぶらないと外に出かけることが少し不安になりますよね。
選ぶポイント
カラーが明るすぎたり、暗すぎると反射してつやが出やすいです。
間くらいの肌なじみのいいブラウンカラーやプリンカラー(カラーの根本が染めていなくて伸びた状態)がおすすめです。
(リネアストリアではダークブラウン~ミルクブラウンあたり)
スタイルで言うと、つるんとしたそろったボブやストレートロングなスタイルよりも、レイヤー(段)が入っていたり、少しでもウェイブやカールが入っていると光が目立たなくなりますよ。
また、カール・ウェイブを選ぶ際はなるべくルーズ(ゆるい)なものを選ぶと束感は目立ちにくいです。
セルフで調節
柔軟剤・制汗剤・ベビーパウダーetcを使って目立たなくすることが可能です。
詳しくは「人工毛ウィッグのつや・光沢を消す方法」をご確認ください。
束感(人工毛)
カールがしっかりめのスタイルでは、カールがまとまって束になっていることが多いです。
そうなるとスタイリングが頑張りすぎた感じが出て違和感を感じやすいかもしれません。
セルフで調節
目の粗い金属製のブラシを使用してブラッシングをしていただくと、束感がぼけて柔らかいカールになります。
つむじが無い
つむじがないウィッグの場合はその時点で不自然で上から誰かに見られたときに不安になりますよね。
選ぶポイント
基本的には、自然なつむじ付きのウィッグを選ぶことをおすすめしますが、つむじがないウィッグはアレンジしやすいため、つむじが見えなくなるようなアレンジをする場合には、つむじがないウィッグを選ぶようにしましょう。
セルフで調節
一番簡単なのは帽子を上からかぶってしまうこと。
帽子の種類を日によって変えてみてもいいですよね。
つむじが横に割れる
リネアストリアで言うところのワイドシルキースキンの場合、内側のシリコンが横線になっているのでそれに合わせて横に割れることも。
セルフで調節
ドライヤーで熱を当てながら、コームでつむじの割れ方を調整してあげましょう。
トップがぺたんこ
マシンメイド(機械植え)の場合、根本に沿うように植えられてしまうため、トップもぺたんこになりがちです。
選ぶポイント
医療用として販売している総手植えは根本がふんわり立ち上がるように植えているので自然になってくれため、総手植えのウィッグを試してみるのもいいのではないでしょうか。
セルフで調節
自然な立ち上がりになるようにコームの刃を部分をつむじにあてて横にくしゅくしゅと調整してあげると根本が立ち上がってくれます。
分け目を少しでも変えられそうなスタイルはほんの数mmでも変えてあげるだけでふんわりしますよ。
地毛との境目が違和感(ポイントウィッグ)
カラーがあっていない場合、地毛と色がかけ離れると浮いた感じになります。
また、合わせる位置がずれているると、境目が見えてしまい目立ってしまいます。
選ぶポイント
カラーはなるべく地毛と同じような色を選ぶようにしましょう。
セルフで調節
色が合わない場合は、あえてポイントカラー風に見せる方法も。
着用位置に関しては、境目が見えないように鏡で確認しながら着用しましょう。
毛量が多い・少ない
ウィッグによっては、地毛と毛量が大きく異なり違和感を感じることも。
特にマシンメイド(機械植え)は多めに植えられており、特に前髪・顔回りに毛量が多いとウィッグ感がでてしまいやすいかもしれません。
選ぶポイント
ご自身の毛量の好みを知っておくとわかりやすい。
基本的に少なめなら総手植えのもの、多めならマシンメイド(機械植え)を選んでいただくのがわかりやすいかもしれません。
さらにいうとレイヤー(段)があると毛先にかけて毛量が少なく見えて、カールやウェーブがしっかりとあるとボリューム感があるように見えやすいです。
中に入れ込む地毛が多いとウィッグに厚みが出て、余計に毛量が多く感じやすいので注意が必要です。
セルフで調節
少ない場量を増やすことは難しいけれど、心配な場合は普通~多めの量のウィッグを購入してカットの方が安全。
セルフで難しい場合は美容室にお願いしてくださいね。
毛量が少なく違和感がある場合や、ネットが見えそうで不安な場合は帽子でカバーするのが一番手軽な方法です!
傷んで広がる
ウィッグはどんな毛質でも傷むとだんだんと広がっていきます。
最初は内側から摩擦で傷んできますが、一緒に外側まで傷んで広がっていると違和感を感じやすいかもしれません。
選ぶポイント
ロングやカールがあるとやや傷みやすいので、あまり長くなくカール控えめなウィッグを選ぶ。
セルフで調節
人工毛ウィッグの場合は傷んでチリチリしている部分をアイロンの熱で伸ばすことができます。
髪の毛が広がってしまった場合はアレンジして髪をまとめてしまうと目立ちにくくなりますし、傷んでいるところだけ切ると、毛先がきれいになって収まってくれます。
※セルフで行うのが難しい場合は美容室でお願いするとしてくれます
かぶり方
正しい位置で被っていないと、安定感がなく外出先でずれてしまわないか心配になります。
選ぶポイント
サイズ感が大事です!
ネットで購入だと直接試着できないのでわかりづらいと思うので、リネアストリアの直営サロンやご自宅試着サービス等を利用してみてください。
セルフで調節
正しい位置で着用することを知っていただき、繰り返し練習見てください。
そこから自己流を出していくと絶対自然になりますよ!
位置の合わせ方
※地毛の長さがある場合はネットで髪をまとめてから着用してください。
step1
まず被ったら、ウィッグのもみあげあたりにあるワイヤーを左右つかんでください。
このワイヤーの位置が左右高さ違うとずれています。左右の耳を基準に合わせるといいかも。
step2
それから高さと一緒にどちらかが前や後ろにずれていないか確認して合わせます。
step3
生え際の部分は額と同じ位置にすると良いですよ前すぎるとおでこが狭くなり、後ろすぎるとネット等見えてしまいます。
step4
あとはブラッシング(毛先→中間→根本になでるように梳かす)して整えたらOK!
こんなウィッグは初心者さん向き
カラー:ダークブラウン~ミルクブラウンあたりのプリンカラー
スタイル:長すぎないスタイル(肩下以降は傷みやや早い)
前髪・顔回り:ボテッと重くないもの
ゆる~いカール、レイヤーがあるもの
違和感のない毛量
サイズ:頭のサイズにフィットしたもの
つむじ:なるべくI型つむじのもの
ポイントウィッグ:カラーを合わせる
参考動画
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まとめ
今回ご紹介した内容は、リネアストリアサロンのスタッフもお客様にご試着していただいたとき、どれもしっくりこなくて、でも何がいいのかそもそもわからない…
となっているお客様には こういった条件を絞ってご覧いただくことも多いです。
これが絶対!ってわけではないので、困った際は参考にしてみて下さい。