ウィッグに両面テープはつけれるの?
両面テープの役割
皆さん、ウィッグを着用する時、「両面テープ使うと良いよ!」なんて声は聞いたことありませんか?
実は、ただ両面テープを使うと言っても、向き不向きがあるのです。
まず、両面テープを貼る目的はウィッグがズレないようにするためですが、テープ台という素材がついているウィッグに限ります
(基本的にリネアストリアの販売しているテープもテープ台に付けるものとしています)
その理由としては、テープ台の無い部分に付けても剥がれやすくなったり、固定しづらいためです。
リネアストリアでは、両面テープの種類がソフトメディカルテープ、スーパーメディカルテープという展開で販売しています
ソフトメディカルテープ
日常使いにぴったりな程よい粘着力で、ウィッグのズレを防止し、地肌とウィッグを固定します。
皮膚用のアクリル系粘着剤を使用していて、合成ゴムと比較してアレルギーが起こりにくい素材です。
軽く引っ張ったりする程度では取れない安心感があります。
スーパーメディカルテープ
激しい運動や自転車に乗る時にも安心して使用していただける高い粘着力で、ウィッグのズレを防止し地肌とウィッグを固定します。
皮膚用のアクリル系粘着剤を使用していて、合成ゴムと比較してアレルギーが起こりにくい素材です。
テープの粘着力が強いので、お肌の弱い方は剥がす時ゆっくり優しく剥がしてあげるとお肌への負担が少なく使えます。
医療用として使う場合
抗がん剤治療で脱毛される時、地毛が残っていると、両面テープがくっつきづらかったり、引っ張られてしまい負荷がかかる事があります。
そのためテープの使用は脱毛症など、頭皮の自毛が無い状態に使用される方が多いです。
ファッションで使う場合
ウィッグの内側に貼り、被った時に地毛の上に当たる事がありテープで地毛が引っ張られてしまったり、しっかり止まらない事が多いです。
たまに、専用ネットの外側に貼り付け、上から被るウィッグにくっつけている方もいらっしゃいます。
もちろん絶対だめ、使えないという訳ではありませんが、テープ台の上じゃないと固定力はあまりありません。
また、その場合は地毛とくっつかないように気をつけてくださいね。
テープ台が付いているリネアストリアのウィッグ
上でご紹介しましたが、そもそもテープ台ってなに?と思いますよね。
テープ台は、ポリウレタン素材で作られたテープを貼る場所のことで、ウィッグの内部にあります。
そこで、リネアストリアのテープ台が付いているスタイルと付いている部分をご紹介しますね。
もみあげ部分(白い素材)
もみあげ部分&襟足部分(黒い素材)
もみあげ部分&襟足部分(黒い素材)
フロント部分&もみあげの部分&襟足部分
☆テープ台が付いているウィッグとしてご紹介したスタイルのみ両面テープを使用していただく事が可能です。
たまに、ご自身でカスタムしてテープ台をつけるというブログを上げているウィッグユーザー様もいらっしゃいますね。
両面テープの使い方
- 1.使用する前は粘着力を高めるため、使用するウィッグの水分油分をよく拭き取ります。
- 2.テープをお好みのサイズにカットします。 (テープ台の大きさより、はみ出さないように気をつけます)
- 3.片側の紙を剥がし、貼りたい箇所にテープを貼ります。
- 4.もう片側の紙も剥がし、地肌に貼り付けます。
- ※接着後、10分から30分程で粘着力がアップします。
持続時間はどのくらい?
一度、ウィッグに付けて着用した場合、外した段階で粘着が弱くなりますので“一度きり”と思って頂くと良いと思います。
持続時間は使われるウィッグ会社のテープの素材によっては持ちも変わってきます。
ご自身の中で、まだ使えそう!という場合もありますので、粘着がないなと感じたら取り替えましょう。
なるべく朝、両面テープを付けたウィッグを着用したら、ずっと付けておきましょう。
(替えがある場合は絶対ではないです)
出掛け途中で頭皮が蒸れた場合や、汗を拭き取りたい場合は、お手洗いの個室などでテープを張り替えてから付け直すと改めてしっかり固定されます。
ウィッグ洗う時どうする?
ウィッグを洗うときは、両面テープとベーステープともにきちんと外してからウィッグを洗いましょう。
外さずに洗ってしまうと髪の毛とくっついてしまい絡まります。
外し方
ソフトメディカルテープは、剥がすときも簡単なのでそっと外すのみです。
スーパーメディカルテープやベーステープなどは、テープ台に糊が残ってしまう場合もありますので、その時はベビーオイルやエタノールで優しく拭き取ってあげましょう。
お肌が敏感な方は特にそっと優しく剥がしましょうね。