ウィッグはつけたまま寝てもいいの?
ウィッグはつけたまま寝るもの?
・ウィッグでお泊り、旅行
年末年始やGW、お盆休みなどを利用して旅行に行ったり、お仕事をされていらっしゃる方だと社員旅行があったりと、何かと宿泊付きでお出かけする場面は多いですよね。
ウィッグユーザーの方であれば、寝るときウィッグどうしよう問題が浮かび上がってくると思います。
もちろん家族や、気の知れた友人とかなら、ウィッグを着用していることを知っていて特に気を遣わなくても大丈夫だという方もいらっしゃると思います。
しかし、自分がウィッグを着用していることを知らない間柄の人と一緒にお泊りすることになったら、、、
知っていてくれててもどうしてもウィッグを外している姿は見られたくない!という方もおられると思います。
そんな時、みんなはどうしているんだろうと気になりますよね。
・心配なこと
お泊りに行くことで心配になることは多いと思います。
寝るときにウィッグはどうしたらいいのか、入浴はどうしよう、シャンプーはするもの?保管はどうしよう、など考えだすと悩みは尽きないと思います。
そこで今回は、ウィッグをつけたまま寝ても大丈夫なのかということに的を絞ってお伝えできればと思います^^
ウィッグをつけたまま寝ても大丈夫なのか
ウィッグを付けたまま寝てもいいのかということについて、まず結論から申し上げますと、「できればウィッグは外して寝たほうがいい」ということになります。
次の項目で詳しく解説はしますが、寝ているときに全く動かずに寝ている人はいないと思います。
あまり寝返りをしないという方も少なからず、枕とウィッグの間は摩擦がおこってしまいますので、ウィッグを早く傷ませる原因になってしまうんです。
とはいえ、絶対にウィッグを外した姿を見られたくないので、家族の前でも外したことがありませんという方もいますし、1泊くらいなら我慢しようとウィッグをつけたまま寝る方もいますから、どうしても嫌であれば、それは強制されるものではありません。
ウィッグをつけたまま寝ることによって生じるリスクを理解した上で、それでも外したくない!という場合は、ウィッグを着用したまま寝ても問題ありません^^
なぜウィッグをつけたまま寝ないほうがいいのか
・ウィッグのダメージに繋がる
まず一番大きな理由はこれです。
先ほども記述しましたが、ウイッグを付けたまま寝るとなると、少なからず枕とウィッグの間に摩擦が生じてしまいます。
摩擦が起きることによって発生する静電気は、ウィッグの最大の敵です!
静電気が発生すると、ウィッグの毛髪は縮れて傷んでしまいます。
しかも、人間の頭の重さは「体重の10%」と言われていますから、かなり重さもあります。
この重さがウィッグの毛髪にのしかかってくるわけですから、余計絡まりやすくなってしまうわけです。
人毛100%のウィッグであれば、縮れたりはしにくいですが、やはり絡まりはどうしても生じてしまう可能性が高いです。
また、動いたりする反動で、毛髪が切れてしまうこともあるでしょう。
というわけで、1日でも着用したまま寝ると、ウィッグへのダメージはかなり大きくなってしまいます。
・熟睡できない
ウィッグをつけたまま寝るということは、寝ている間も心配ごとが続いてしまいます。
寝ている間にウィッグがずれてしまったり、外れてしまっていたらどうしよう。
あまり絡まないように寝返りをゆっくり打たないといけないな。
翌朝、ウィッグが絡まってたらどうしよう、などなど、一度考えだすと色んな不安が襲ってきたり、心配ごとが増えていくことで、スッキリ眠れず、翌日すごく眠たくなってしまったり、純粋に楽しめなかったりする可能性が高くなってしまいます。
・クセが付く
静電気が発生し、縮れたり絡まったりすることで、毛髪に変なクセや、うねりが付いてしまうことも考えられます。
また寝癖がつくことと同じように、頭で押さえつけられていることで、クセが付いてしまうこともあります。
また、カールが付いているスタイルであれば、そのカールが緩くなってしまったり、全然違う方向に向いてしまったりと、スタイルが崩れてしまう可能性も十分に考えられると思います。
これらの理由から、ウィッグを付けたまま寝るということはあまりオススメはしていません。
どうしても外せないときの対策
そうは言っても、どうしてもウィッグはつけたまま寝たい!という方もいらっしゃると思います。
ここでは、やむを得ない事情でどうしてもウィッグをつけたまま寝なければならないときにできる対策を紹介したいと思います。
・ブラッシング
ウィッグをつけたまま寝ていると、どうしても絡まりが生じやすくなってしまいます。
なので、少しみんなよりも早起きするか、もしくは洗面台などを使って、ウィッグのブラッシングをしましょう!
毛先からゆっくりとブラッシングをする必要があるので、できればブラッシング時はウィッグを外してやるほうがより綺麗にできると思います^^
耐熱性のウイッグであれば、アイロンなどをかけることによって、さらに綺麗にセットはできますが、起きたてで髪がばっちり綺麗に決まっているのも不自然かもしれないので、とりあえずブラッシングだけ済ましておいて、みんなと同じタイミングでアイロンなどでウィッグの毛髪をセットするのもいいかもしれません。
ブラシはできるだけウィッグ専用のものを使うようにしましょう。
・ウィッグを変えてみる
何度も書いていますが、ウィッグをつけたまま寝ると、どうしてもウィッグのダメージに繋がってしまいます。
なのでこの際、寝るときは傷んでもいいウィッグを使うことをオススメします。
毛質はなるべく価格も抑えられる人工毛にしてみたり、何度か使って傷んできているウィッグなどにして、絡まったりしてしまってもしょうがないかなと思えるウィッグを用意しておくことで、寝る際の緊張感は幾分か抑えることができると思います。
・帽子を着用する
寝るときにウィッグの上からケア帽子やナイトキャップなどの帽子を着用して寝るという方法もあります。
静電気はあまり防止できませんが、深く被れる帽子を着用しておくことで、ウィッグが少し固定される状態になるので、ズレたりする心配を少し軽減することができるかなと思います。
ウィッグを外してもいい場合のあれこれ
ここまで読んでいて、ウィッグを外して寝てみようかなと思った方には、また新たな疑問点が生まれてくるかもしれません。
ウィッグを外して寝ることで心配になりそうな点も少しだけ解説しておきますね。
・ウィッグの保管方法
旅行やお泊りといったとき、荷物が多くなりすぎると大変ですよね。
ウィッグを外したときの保管方法や、ウィッグをいくつか持って行こうかなと思っている方の持ち運び方など、どうしているのかなと気になる方もいらっしゃると思います。
ウィッグ専用スタンド
まず、ウィッグを外した時の保管方法ですが、次の日もまた使う予定にしているのであれば、ウィッグ専用スタンドを使いましょう。
専用スタンドは組み立て式になっているので、分解すればぺたんこに平べったくなります。
ペタンコにして持っていけばかさばることもありませんし、使った後にはまた分解することもできるのでとても使いやすいと思います。
トラベルポーチを使う
また、トラベルポーチを使う手もあります。
ウィッグをもう一つ持って行こうかな~と思ったりするときにこれがあると便利です。
リネアストリアでは、ウィッグ専用トラベルポーチというものが販売されています。
中には「あんこ」と呼ばれる型崩れ防止用の型紙が入っています。
裏側にはペットボトルのフタにぴったりはまる穴が開いているので、ペットボトルにあんこを差しこんで使えば、即席のスタンドとなります!
保管することもできますし、持ち運びにも便利で型崩れも防止できてしまいます。
ビニール袋
ウィッグ購入時には、多くの場合ビニール袋に入れられている状態でウィッグが届くと思います。
このビニール袋のまま持ち運び、保管をするという方法もあります。
ビニール袋で持ち運び、保管をする場合は、できるだけ、中のあんこやウィッグの外側に入っている型紙、カバーネットは取らないほうがいいです。
外してしまうと、他の荷物に押しつぶされてしまってウィッグのスタイルが崩れてしまう可能性があるので、そのまま持ち運ぶようにしましょう^^
・頭を守る
これは特に冬の場合のお話ですが、ウィッグを外して寝るときは、すごく頭が寒いというお話をよく聞きます。
また、すれてしまったり、もしも頭をベッドの角などにぶつけてしまったりするとものすごく痛いのです。
なので、頭が寒くてなかなか眠れなかったりする場合は、ケア帽子をかぶってみたり、ニット帽やナイトキャップなどで、頭を覆うようにするのがおすすめです。
帽子をかぶっていることで、見た目も気にしにくくなるので、是非検討してみてください^^
まとめ
いかがでしたか?
ウィッグをつけたまま寝ることは、あまりオススメはできませんが、対策など少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。