ウィッグの値段はどれくらい?相場感について
「髪の毛のボリュームが少なくなって」「白髪隠しに」「病院の先生から脱毛する薬を使用すると言われたので」「脱毛症になったので」「結婚式でびっくりさせたくて」などウィッグとの出会いは様々なことと思います。
しかし、いざ使用するとなった時には、どこへ行けば買えるの?
買う前に試着はできる?予算はどのくらい?色々見比べてから決めたいけどできる?と疑問は尽きません。
そして、インターネットで検索してみるとメーカーの多さに驚かれ、値段の幅広さに困惑し、どうしたら良いのかわからなくなりますよね。
ウィッグって高いんでしょ?っと思っていたのに、あれ?とっても安いものもある…でもなんだか安すぎても不安… いきなり店舗に行って断れなかっても不安だし、初めてなのにインターネットで購入するのも不安。
そんな方も多いのではないでしょうか?
そんな方でも失敗しないウィッグ選びをしていただけるように、今回は「ウィッグの価格の違い」にポイントを絞りお伝えできればと思います。
ウィッグの相場感
まず初めに、フルウィッグの価格は様々です。
インターネットで検索してみると、安いものではモール出店型のECサイトなどで、海外のメーカー様が出品されている1,000円台のウィッグから、高いものでは200,000円くらいまであり、店舗来店型では10,000円から完全フルオーダーでは数十万円と様々でした。
(リネアストリアの取り扱いフルウィッグの価格は、3,980円から100,000円前後の価格帯ラインナップになります)
そして、この価格の差には理由があると考えます。
みなさまのウィッグ選びが、少しでも安心してご納得のいくものになるように、価格の差つについてお話していきますね。
製法の違い
マシンメイドとハンドメイド
ウィッグには大きく分けるとファッションウィッグとして使用される機会が多い「マシンメイド」のウィッグと医療用ウィッグとして使用される機会が多い「ハンドメイド」(総手植えとも呼ばれる)のウィッグがあるということです。
「マシンメイド」のウィッグはミノと呼ばれる毛束を機械でつなぎ合わせて作られており、数時間で1個作ることがで可能なのですが、「ハンドメイド」のウィッグは植毛技師の方々が1本づつ植毛していくため、1個のウィッグを作るのに数日かかります。
つまり、植毛する際に機械を使用するか、職人さんが手で植えるかという違いは製作にかかるコストの差になり、「ハンドメイド」の方が時間とコストがかかることから「マシンメイド」ウィッグに比べ高額になると言えます。
マシンメイド
マシンメイドのウィッグは、コスプレや髪形をイメチェンしたい時、ヘアアレンジなどのおしゃれを楽しみたい時になどに、気軽に使用できることを想定して作られたウィッグです。
そのため、カラーやスタイルが豊富なことが特長で、価格もウィッグの中では低価格帯の傾向にあります。
「ハンドメイド」のウィッグと比較するとキャップ内部の仕様が異なっているため、重さや通気性などの使用感が異なってきます。
ハンドメイド
ハンドメイドのウィッグは、脱毛症や抗がん剤の治療など、円滑な治療を促進することを想定して作られたウィッグに多い仕様です。
医療用としてウィッグを使用される方は、1回の着用時間や着用期間が長いため「通気性」「快適さ」が求められ、また地肌への優しさも求められることから、素材へのこだわりはもちろんのこと、植毛についても職人さんが1本1本手で植えていく「ハンドメイド」製法で作られています。
また、外見の変化による精神的な負担を軽減させるため「自然さ」を前提条件に作られおりナチュラルなスタイルやカラーが多いことも特長です。
素材の違い
製法とならぶ、もうひとつ大きな違いは「毛材」です。
毛材とは、ウィッグの毛の部分がどのような素材でできているかということです。
大きく分けると「人工毛」「人毛100%」「人毛MIX」の3つに分けることができます。
毛材別に価格を比較すると、人工毛<人毛MIX<人毛100%とお考えいただくと良いかと思います。
また、スタイルにより、使用する毛の長さや量が異なることも価格に影響します。
同じ毛材を使用していても、ショートスタイル<ボブスタイル<ミディアムスタイルの順で価格が変わってきます。
ここでもまた、価格のみにとらわれず 使用期間、毛材ごとの特長を知っていただき、生活スタイルやご自身の納得のいくスタイルを選んでいただくことが ウィッグ生活を快適に過ごしていただく第一歩になるかと思います。
人工毛
人工毛は、化学繊維で作られた人工的な髪の毛です。
人工毛は形状記憶になるので、スタイルが崩れにくくスタイリングも簡単なことが特長です。
毛材別に価格を比べると一番リーズナブルな価格になります。
リネアストリアの場合、耐久性は毎日着用されたとして3~4か月が目安です。
(もう少し詳しく言うと、人工毛にもさまざまなメーカーや種類があり、それぞれに質感や耐久性、価格など特性が異なってきます)
人毛100%
人毛は、人の髪の毛に殺菌や脱色、染色や縮毛矯正などの処理を施した髪の毛です。
人工毛よりもより自然で手触りが良いのが特長です。
人工毛に比べると高額になります。
リネアストリアの場合、耐久性は毎日着用されたとして約1年が目安です。
(人毛にもグレードがあり、それぞれに質感や耐久性、価格など特性が異なってきます)
人毛MIX
人毛MIXは、人工毛と人毛をミックスさせた髪の毛です。
リネアストリアの人毛MIXは、人毛30%・人工毛70%の割合で使用しております。
人毛と人工毛の良いところをミックスしているのでバランスが良く、見た目の自然さとお手入れやスタイリングがしやすいのが特長です。
価格も人工毛と人毛の間くらいになることが多いです。
リネアストリアの場合、耐久性は毎日着用されたとして、約半年が目安です。
とにかく自然さを求めたい!でも価格もおさえたい!
脱毛症や抗がん剤の治療中の方の多く求められることは、やはり見た目の自然さではないでしょうか。
前述しましたように、見た目の自然さに加え長時間・長期間使用される方が多く、通気性や快適性も兼ね備えたいところです。
そうなると、医療用ウィッグで且つ人毛を使用したものを選択したら良いの?値段がどんどん高くなってしまうのでは?と不安になってしまいますね。
ここでは、見た目も自然さはもちろん、通気性や快適性も備え、価格もリーズナブルに!というお声に応えるスタイルをご紹介したいと思います。
天使シリーズ(人工毛)
リネアストリアではハンドメイドの商品を天使シリーズとしてご提供しております。
その中で、ハンドメイドの人工毛で作られた商品もご用意しております。
ハンドメイドで作られているため通気性や快適性にすぐれており、人工毛を使用しているので、人毛に比べると価格を抑えることが可能です。
初めてウィッグを使用するんだけど、いきなり人毛は自分で扱えるかしら?とご不安をお抱えの方も多いかと思います。
人工毛に比べると人毛は日々のお手入れが必要となります。
というのも、人毛はクセがつきやすいからです。そのためブローやスタイリングが必要となります。
なかなかそういったことが苦手…という方には、人工毛がおすすめです。
人工毛は、形状記憶されているのでスタイリングの必要がありません。
また、リネアストリアでは、「色々な人工毛を混ぜる」「色々な色を混ぜる」「人工毛に染色する」などして 不自然の原因である人工毛特有の「つや」の軽減を追求しています!
その中でも、「プリンカラー」という根本が黒、毛先にかけて色の入ったカラーは特に自然に見えます。
また、ストレートのスタイルよりカールの入ったスタイルの方が自然に見えるのでおすすめです。
もちろん、ハンドメイドの人毛で作られた商品もご用意しております。
ハンドメイドの人毛で作られた商品はこちらの天使シリーズ(人毛)からご確認ください。
値段重視!一度きりの使用を考えている方へ
近年、成人式や結婚式などで、いつもと違ったスタイルやカラーを楽しみたい!というお声を多くいただくようになりました。
せっかくの晴れの舞台ですから、ぜひまわりがあっと驚くような、ご自身もわくわくHAPPYになれるようなスタイルを見つけてくださいね!
ウィッグを使用したアレンジも素敵ですし、事前にアレンジしておくことが可能ですので、当日も時間に余裕をもつことができますよ!
リネアストリアのサロンでは、ウィッグのアレンジが大好きなスタッフがお待ちしております。
結婚式の楽しみのひとつ、お色直し☆ 和装にしようか、ドレスにしようか、何色にしたらみんな楽しんでもらえるかなと楽しい悩みですね。
ぜひ髪の毛の大きなスタイルチェンジも楽しんでください!
さいごに
ウィッグの価格は様々です。
しかしそこには、理由があると考えます。
みなさまのウィッグ選びが、安心して、ご納得のいくものになりますように少しでもお役に立てば幸いです。
もしご不安な点、ご不明な点がございましたぜひリネアストリアにお声がけください。