ウィッグ専用ネット、インナーキャップ(アンダーキャップ)について
専用ネットの役割
専用ネットとは、ウィッグを被る時にご地毛をまとめる時に必要な編みネットになります。
そのまま被る方もいますが、ウィッグが滑らないようにする為にも必要です。
リネアストリアでは、ウィッグを1つ購入いただくと付属で専用ネットが付いてきます。
専用ネットの被り方
専用ネットの被り方はこちらです!
専用ネット被り方応用編
先ほどご紹介した専用ネットの被り方以外応用編をお伝えしますね!
- 1.まず、先ほど同様、よく伸ばしてから頭の上から途中まで被せます。
- 2.耳の後ろ辺りでご地毛とネットをパッチンピンで固定させます。 ※その時、ご地毛はネットの下から出ている状態です。
- 3.おでこの位置はきちんと生え際まで上げえおきます。
- 4.その上からウィッグを被り、正位置に合わせる。
このように、着用して頂くと後頭部の膨らみを気にせずに着用する事が可能です。
結ぶ時も、ご地毛が襟足から出ている状態なので、一緒に結べて安心です。 ズレやすいと心配な方は、ウィッグの内側にクリップを縫い付けてネットに止めて頂く事も可能です。
インナーキャップの役割
ウィッグを被るにあたって、専用ネットだと頭皮に対しての滑り止め効果があまり無いので、脱毛時に専用ネットの代わりに使用します。
キャップの内側にシリコンテープが付いているので皮膚とピッタリくっついてくれます。
ただし、ご地毛の上にシリコンテープが当たるとつれたり滑りやすい事もあります。
キャップの外側にマジックテープも付いています。
購入時に蓋が付いていますので、外していただきその上からウィッグを被り正位置に合わせたら、上からマジックテープの部分を押し付けると引っ付いて、ウィッグをズレにくくしてくれます。
ただし、マジックテープを使うとウィッグ内側のキャップ布地の消耗が早くなりやすいです。
インナーキャップの種類
ベーシックタイプ5テープ・メッシュキャップ・冷感キャップ・アイスコットンキャップ・産毛付きキャップがあります。
ウィッグアンダーキャップ 5テープタイプ
黒色のみでSS、S、Mサイズの展開です。
内側のシリコンテープも付いています。
外側のマジックテープは5つ付いています。
マジックテープが多い分ウィッグのズレを防止したい方にもおすすめです。
ウィッグアンダーキャップ メッシュタイプ
黒色のみでSS、S、Mサイズ展開です。
メッシュ素材を使用している為、通気性が良く、汗をかいても蒸れにくく快適です。
内側にシリコンテープが付いています。
外側のマジックテープも5つ付いています。
2020年4月に新しく改良され、伸縮性があり、特殊な縫製でフラットな縫い目で快適な付け心地になりました。
ウィッグアンダーキャップ 冷感エアリアル
黒色のみでSS、S、Mサイズ展開です。
ひんやり気持ちがいい『接触冷感』素材を使用。
被った瞬間に、ひんやり感を実感でき、涼しく快適です。
内側にシリコンテープが付いており、外側のマジックテープも5つ付いています。
2020年4月に新しく改良され、伸縮性があり、特殊な縫製でフラットな縫い目で快適な付け心地になりました。
ウィッグアンダーキャップ アイスコットン
フロント部分のみ肌色で、周りは黒色で、SS、S、M、Lサイズ展開です。
柔らかくて肌に優しく伸縮性のあるコットン100%使用。
冷感素材を使用し、吸水性があるので暑い時も快適に感じられます。
キャップのカラーはレースフロントのウィッグを着用する際に自然な「バイカラー」とベーシックな「ブラック」の2種類をご用意。
「バイカラー」はフロントと分け目の部分が肌色になっている為、つむじがレースで透けても自然です。
レースフロント以外のウィッグを着用される場合は、「ブラック」カラーの方が縫製部分がないため肌への負担が少なくおすすめです。
また、内側にシリコンテープがついており、外側にもマジックテープが5つ付いています。
2020年2月に新しく改良され、伸縮性があり、特殊な縫製でフラットな縫い目で快適な付け心地になりました。
ウィッグアンダーキャップ 人毛100%うぶ毛つき
黒色のみでSS、S、Mサイズの展開です。
キャップに産毛が付いているので、顔に沿ってまるで地毛のような「自然な産毛」を演出できます。
人毛100%で肌に触れても、チクチクしにくく静電気が起こりにくいから安心です。
内側にシリコンテープが付いています。
外側のマジックテープも6つ付いています。
インナーキャップの使い分け
皆さん、季節によって使い分けたり、締め付けによって使い分けたり、ウィッグキャップの素材によっても使い分けています。
まず、季節で分けてみますね。
春・夏
1年中
ウィッグの素材地に合わせた選び方
マシンメイド
ファッションウィッグのキャップはマシンメイドで作られていますので、部分的にキャップに隙間が空いています。 そうすると、めくれた時や風が吹いた時に黒いタイプが安心です。
(ベーシックのブラウン以外全てOKです)
マシンメイド&部分手植え
マシンメイドのキャップで、つむじ付近だけ総手植えのレース素材のウィッグの場合(エンジェリックシリーズ)は、アイスコットンキャップがおすすめです。
レースの部分だけ肌色なので透けても安心だからです。
ハンドメイド(総手植え)
全て総手植えで出来ています。
総手植えの中でも、いろいろ種類があります。
サイドがメッシュでそれ以外はストレッチ素材のキャップ
メッシュ部分が通気性が良いのですが、下地の色が透けてしまうので黒色のキャップが安心です。
(ベーシックのブラウン以外全てOKです)
全体がストレッチネット素材のキャップ
特に透けたりしないので、どのキャップでも対応可能です。
フロント部分がレース素材で、それ以外はストレッチネットキャップ
レース部分が透ける為、アイスコットンキャップがおすすめです。
使い分けも絶対ではありませんので、あくまでも参考にしてみてくださいね!!
専用ネット、インナーキャップのお手入れ方法
洗い方、乾かし方
専用ネット、インナーキャップは下着と同じと考えていただくと、毎日洗濯しますよね。
やはり、頭皮の汚れや汗の匂いなどが気になると思いますので、洗い方と乾かし方をお伝えしていきます。
手洗いで洗う場合
まず、ぬるま湯をため、シャンプー剤をとかします。
※ウィッグ用専用シャンプーの方が汗の匂いを取ってくれて汚れも落ちやすいのでおすすめです。
専用ネット、キャップをぬるま湯に浸して、押しながら洗っていきます。
1分程度洗いましょう!
その時、頭皮の匂いが取れているか確認します。
そのあと、ぬるま湯を一度流して、新しいぬるま湯の中で押しながら流します。
シャンプー剤がしっかり流れているか確認しながら、何回か湯をかえて洗い流します。
洗い終えたら、優しくしっかりタオルで水分を拭き取ります。
最後に洗濯物を干すように、干して乾かします。
洗濯機で洗う場合
洗濯用ネットに入れて、洗濯機で洗います。
インナーキャップの外側のマジックテープの蓋が外した状態だと、他の衣類に引っ掛けてしまう事がありますので、蓋をしめて洗濯ネットに入れてください。
脱水まで終わったら、洗濯物を干すように、干して乾かします。
※専用ネットは、伸ばしながら洗ったり干すと、伸びやすくなりますのでご注意くださいね。
頭の締め付けが苦手な場合は、伸ばしながら洗ったり干すと、少しゆったりかぶれます。
買い替えのタイミング
専用ネットが消耗すると、伸びきってしまい、髪の毛をまとめづらくなります。
インナーキャップが消耗すると、内側のシリコンテープが切れてしまったり、破けてしまったりして粘着が弱くなります。
外側のマジックテープも粘着が弱くなってきます。
両方共、まとめづらくなったり、ずれやすくなったら替え時です。
(まだまだ使えるから勿体ないなと感じる場合)
専用ネットは、ご地毛と外れないようにピンで固定するとまだまだ使えます。
インナーキャップは、内側のシリコンテープを新しいのに縫い変える事も可能です。
リネアストリアでは、シリコンテープのみで販売しております。
長さは30㎝で幅は1,5㎝です。お好きな長さでカットし、縫い付けることができます。
外側のマジックテープも縫い変えることが可能です。
マジックテープに関しては単品で販売しておりません。
みなさん、洗い替えとして何枚かお持ちになると思いますが、きちんとお手入れして長く使えると安心ですよね。
専用ネット、インナーキャップの代用品
いざ、ウィッグを被ろうと思った時、専用ネットが手元に無かったり、インナーキャップも購入していない場合、とても困りますよね。
そんな時、水泳帽を替わりに被るという方もいらっしゃいます。
ただ、締め付け感がきつく頭が痛くなる事もありますので、注意が必要です。
他にも、ストッキングやタイツなども活用できます。
ご地毛が長い場合はタイツのカットする幅の長さを、長めにカットすると包みやすいと思います。