ウィッグの抜け毛?!ってなった時は、〇〇に気を付けて
初めてウィッグを使用する方はびっくりされると思いますがウィッグには抜け毛があります。
ウィッグの髪の毛はウィッグの生地・キャップに直接植え付けていますが、正しいお手入れ方法を知らないと気付かないうちに抜け毛が進んでしまった・・・なんて事につながります。
また、購入時に細かい髪の毛が・・・これは抜け毛??と思っても自分で判断が難しいですよね。
少しでも正確に判断をしやすいため、予防につなげるためにポイントをお伝えしていこうと思います。
抜け毛がおきやすいタイミング
ウィッグの抜け毛はどんな時におきるのか、大きく3つに分けてみました。
購入直後
「購入していざ取り出すと、目につくほどの髪の毛が落ちてきた。」という場合。
毛束ごと抜け落ちるなどの場合や抜け毛が止まらない場合は初期不良の可能性が高くなりますが、大抵の場合は制作工程でカットされた毛が残っている場合が多いです。
まずはウィッグ到着後にブラッシングで取り除いてご使用ください。
初期不良
大量生産しているマシンメイドのウィッグによくある事例で、機械でウィッグを製造する際に、髪の毛束の一部が切れたり抜けてしまうことで起こります。
またハンドメイドのウィッグでも、作り手さんの力加減等で結び目が一部解けやすくなり、抜けてしまうことがあります。
制作時のカット
工場の工程でスタイリングを整えるためのカットがあります。
カットで切った髪の毛が挟まって残っている場合があります。
制作時のブラッシング
カールやウェイブのあるウィッグはスタイルの制作時に他のウィッグほどしっかりとブラッシングをすることができません。
スタイルの束感やカール感が崩れないように控えめになるのですが、その時に落ちるはずの髪が開封時に残っている場合があります。
間違ったお手入れ
「まだ購入してそんなに経っていないのにブラッシングしていたら毛量が少なくなってきた」という場合。
ブラッシング
ブラッシングの仕方が良くないと髪の毛が抜けてしまう場合もあります。
絡まっていても無理にちからをいれずに、少しずつ毛先からブラッシングしてあげましょう。
汚れ
正しいシャンプーの頻度やシャンプー方法で清潔に!洗いすぎると傷み、洗わなさすぎると皮脂や汗が蓄積して汚れがたまります。
洗うときはできるだけ優しく洗うことが大切です。
浸け置き
人毛ウィッグでの話にはなりますが、シャンプー後にトリートメントなどをしっかりと浸透させるために、洗面器に入れたまま浸け置きしていると髪の結び目がほどけて抜け毛になりやすくなりひどい場合は束でごっそり抜けることも。
人毛ウィッグの場合は、つけ置きするとしても2~3分程度にとどめておきましょう。
シャンプーなど
すすぎ残しによるもの。
シャンプー・トリートメント・スタイリング剤etc...
すすぎが不十分だとブラッシングの時にひっかりやすくなり、抜け毛につながります。
ウィッグの劣化
使用していくうちに「このウィッグの毛量ってこれくらいだっけ」「風吹いたときが心配」などを感じる場合。
摩擦
帽子を同じ場所でかぶりすぎることによって、摩擦が生じその部分が薄くなることがあります。
頻繁に帽子をかぶっているとその位置に分け目が付いたり、摩擦でうすくなってくることもあるので、帽子の種類や位置を変えてみるといいかもしれません。
耐久性
ウィッグも消耗品になるため、使用しているうちに痛んでいき抜け毛がおきることも。
人工毛でおよそ3~4か月、人毛MIXで半年程、人毛100%で1年~2年を目安にしてください。
もちろんこの期間以上に長く使用していただくことも可能ですが、毛量が少し減ってきたり気になる場合は帽子やヘアアクセサリーでカバーしましょう。
気になってからでは戻らない!予防が大切
ウィッグの髪の毛はまた毛量が復活することはありません。気になってしまう前に早速予防をしましょう。
購入直後
到着後にブラッシングをしていただき、少し落ちる程度なら大丈夫な量だと思います。
また、ウィッグ選びの際に口コミをよく見ていただくことで、他の方の意見を知ることができて判断しやすいと思います。
抜け毛が束になって目立つほど量が多い場合や止まらない場合は、メーカーや販売店に直接問い合わせをするのがよいでしょう。
ブラッシングは力を入れずなでるくらいで、必ず毛先→中間→根本へほぐし梳かしていきましょう。
間違ったお手入れ
1.ブラッシングは優しく毛先→中間→根本の順番で梳かしてくださいね。
すでに通りが悪い場合はトリートメントスプレーをかけてからブラッシングしてください。
2.シャンプーの方法は「フルウィッグのシャンプー方法」をご覧ください。
洗う頻度は毎日使用して1~2週間に1回・たまに使用で10~15回に1回を目安に匂いや汚れが気になった際や、使用しなくなる場合に行ってください。
トリートメントやスタイリング剤はその日のうちにしっかり流してください。
そうでないと埃がさらにつきやすくなったり、ブラッシングの時にひっかかり抜け毛につながります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
普段の生活で使用しているとどうしてもウィッグの髪の毛は徐々に少なくはなりますが、扱い方次第で気になりにくくなりますよ。
大切なウィッグの抜け毛が進んでからでは対処が難しいので、その前に予防をすることがとっても大事になります。
また、購入時に気になった場合はすぐに相談してくださいね。