ウィッグを自分用に調整する方法
ウィッグを購入し着用した際に、サイズやキャップのフィット感、スタイルなど「もう少しこんな感じだったらいいのにな」と感じたことはありませんか?
今回はそう感じた時に自分で調整していく方法をご紹介します。
サイズ選びについて
ウィッグの大きさもウィッグ会社によって変わってきます。
リネアストリアのウィッグキャップでは頭周りの大きさが
【SSサイズ48㎝〜53㎝、Sサイズ50㎝〜55㎝、Mサイズ53㎝〜58㎝、Lサイズ56㎝〜61㎝】
と目安がありますが、商品の仕様によって異なる場合があるため、各ウィッグの詳細ページにサイズ展開が掲載しております。
ファッション用で使用されているマシンメイドキャップは、フリーサイズが多く、Mサイズと同じようなサイズ感になります。
アジャスター
ウィッグの襟足内側部分にゴムのアジャスターがあり、大きさの調節ができます。
最近では、内側では無く襟足の外側についているタイプもあります。
外側についているアジャスターはフックにかける部分が少なめになっています。
もう少し縮めたいという方は、ゴムを伸ばしてちょうど良い位置で縫い付けて固定する事も可能です。
内側のアジャスターの場合、フック部分が頭皮に当たって痛い方もいらっしゃいます。
その場合は、フックのプラスチック部分を切って外してから、下の土台と縫い付け固定することも可能です。
※サイズが合わなくなった場合はその都度位置を変えて縫い直してくださいね。
縫い縮め
ウィッグにはSSサイズ、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズとあります。
(全てではありませんが)
頭周りのサイズがちょうど良くても、 後頭部にたるみが出てしまったり、ぷかぷかとキャップの生地があまってしまう時に縫って縮める方法です。
ただし、決して切って縮める訳ではありませので、手触りとしては少し凸凹感があります。
後頭部のたるみがあることによって、植毛部分のネットが見えてしまう事がありますので、それを防げます。
縫い縮めした部分も、サイズがキツくなった場合は、縫った糸を優しくほどいて頂ければ元のサイズに戻ります。
被り方の調整について
正位置
ウィッグを被った状態で、耳の前(こめかみの少し下辺り)に硬い芯があります。
その部分が左右対称にくるように合わせてあげると正位置に合わせる事が出来ます。
ウィッグによって、分け目が真ん中、右分け、左分けと様々です。
左分けのスタイルを真ん中につむじを合わせようとすると、左右の髪の毛の長さが非対称になります。
ウィッグの位置に不安な時は参考にしてみて下さい。
硬い芯も引っ張りすぎて外にむけてしまうと浮きやすくなります。
お顔に沿わせるように内側に向けるとフィット感が出ます。
おでこの位置
ウィッグを被って正位置に合わせたら、おでこの位置を確認します。
おでこの生え際が少し見えるくらいの位置に合わせてみると自然に見えます。
おでこ深めに被ってしまうと、前髪付近がとても重たく見えてしまうので、少しおでこを広くしてあげると軽いイメージになります。
しかし、生え際よりも1㎝以上上げてしまうと外れやすくなったり、ズレやすくなりますので注意が必要です。
生え際の位置が分かりづらい方は、眉毛の位置から指を4本分位をイメージしていただくと分かりやすいと思います。
あくまでも個人差もありますので、ご自身でウィッグに違和感がある場合に参考にして頂くといいですね。
カット調整について
産毛カットの有無
産毛カットとは、顔周りに短い毛を作り、肌との境目を目立たせない様に馴染ませるものです。
ファッション用としてウィッグを被る時は特に要らない方も多いです。
医療用として使う場合
産毛を作ってないウィッグを被った場合、顔周りや襟足などのお肌とウィッグの境目が目立ちやすくなります。
産毛を作ったウィッグの場合は、風が吹いた時や髪の毛を結んだ時に境目が目立ちにくくなり自然に見えてくれます。
HOW TO動画
前髪カットの有無
ウィッグが届いた時、前髪長いなと感じたことはありませんか?
もともと長めが好きなかたや、横に流したい方等、好みが様々なので長めに作られているウィッグが多いです。
もちろんおでこの広さによっても長く感じる場合や短く感じる事もあります。
ご自身の好みに合わせて前髪カットで短くしたり、すいたりする事でとても自然になります。
HOW TO動画
顔周りのカット
ウィッグのスタイルによって前髪と横の毛の間に姫毛(触角)が作られているものがあります。
前髪以外、顔周りに短い毛が作られていない場合は、髪の毛を結んだり、耳にかけた時にこめかみの部分が隙間が空いてしまうことがあります。
好みによっても変わりますが、こめかみ部分を隠してあげると小顔効果になったり、お肌とウィッグの境目が目立ちにくくなります。
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