TOPウィッグに関する用語集

ウィッグに関する用語集

ウィッグ関連の用語

あ行

  • 汗対策

    ウィッグユーザーの悩みのひとつに「汗」があります。
    とくに夏場にはウィッグの内部の温度が上がるため、汗をかきやすくなってしまいます。
    また、ウィッグより下から汗が出ているのに、髪の毛は濡れていないなど汗のかき方が不自然となる場合もあります。
    対策として、ウィッグ内部に汗取りパッドを入れるなどの方法があります。
  • アジャスター

    ウィッグの背面部にあるフック状のサイズ調整機能。
    ウィッグの周囲を最適なサイズに調整する事が可能です。
  • 医療用ウィッグのJIS認証

    2015年6月に制定された医療用ウィッグのJIS規格(JIS9623)。
    残留ホルムアルデヒド試験、洗濯堅牢度、汗堅牢度、アレルギーパッチテストの4項目の試験を通過する必要があります。
    この試験を通過しJIS規格を満たした状態でJHAIR(日本毛髪工業協同組合)に適合申告書を提出すると、「MWIG」認証となります。
  • ウィッグカットができる美容室

    リネアストリアの担当者が訪問・電話取材し、お客様への思い、ウィッグカットの経験、個室・半個室の設備の有無を確認した美容室です。
    ウィッグカットができる美容室一覧
  • ウィッグのカラー

    ウィッグのカラーは、主に人工毛の種類やブレンド比率によって決まります。
    リネアストリアの場合、人工毛は2~3種類のファイバーのさらに各2~3色をブレンドして一つのカラーを作成するため、1つのウィッグに使用されているファイバーは、6~9通りとなります。
  • ウィッグの製法

    製法を大きく分けますと、マシンメイドと総手植えがあります。
  • エアリースキン

    人毛や人毛ミックスウィッグで主に使用されているトップ(つむじ)部分の仕様の一つです。
    ポリウレタン製の人工皮膚となっており、とてもリアルで自然な仕様です。
    髪の毛の立ち上がりもよく人気ですが、通気性がよくないため広範囲の使用には不向きです。
  • 大阪サロン

    2015年8月オープンのリネアストリアのウィッグサロンです。
    リネアストリア大阪サロン
  • 折り返し部分

    総手植えのウィッグにおいて、ウィッグキャップに植毛した際の結び目から反対側の髪の毛のことです。
  • オンブレ染色

    ヘアカラーの染色方法の一つで、根元から毛先に向かって暗めから明るくなっていくカラーです。
    グラデーションカラーとの違いは、オンブレの場合は3色以上入っていること。

か行

  • カットウィッグ

    リネアストリアのサロンスタッフが前髪やフェイスラインのうぶ毛をカットによって作ったウィッグです。通常のウィッグよりもより自然に見えます。
  • カネカロン

    日本の株式会社カネカが開発した人工毛で、世界的にもっとも有名な人工毛です(アメリカではカネカロンが耐熱ファイバーの代名詞となっているほど)。
    人毛に似たタッチで耐熱、難燃のファイバーです。また、カネカロンの中にも様々な種類があります。
  • からみ

    ウィッグの髪の毛が絡んでしまった状態です。ショートよりもロングの方が発生しやすくなります。
    着用前のエッセンスや触りすぎないことで予防ができます。
  • カラーサンプル

    リネアストリアの基本的なカラーの毛束がセットになっているカラー見本帳です。
    ・カラーサンプル 人工毛
    ・カラーサンプル 人毛MIX
  • カラー交換サービス

    リネアストリアのサービスのひとつです。
    フルウィッグやエクステ、ポイントウィッグなどで、ウィッグ到着後にカラーの交換が可能なサービスになります。
    カラー交換サービス
  • キューティクル

    人毛の表面を覆っている「うろこ状」の硬質タンパク質で、通常6~8層になっていて無色透明です。
    外部の刺激から毛髪の内部を守っていて、タンパク質や水分が失われないように働いています。
    このキューティクルを残しているのがREMY(レミー)人毛。
    通常の人毛ウィッグには、キューティクルをすべてはがして使用します。
  • 光沢(テカリ)

    人工毛のウィッグが不自然に見える原因の一つです。
    光沢を軽減するために、様々なブレンドや加工を行います。
  • ご自宅試着サービス

    対象ウィッグをご購入前にご自宅にお届けしてご試着いただけるとサービスです。
    ご自宅試着サービス
  • コルテックス(毛皮質)

    キューティクルの内側にある繊維状のタンパク質の集合体です。
    毛の太さ、硬さ、強さ、カラーなどを決定します。

さ行

  • サイズ

    リネアストリアでは、SSサイズ、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズをご用意しております。
    ※ウィッグによってサイズ展開は異なります。
  • JHDAC(ジャーダック)

    ヘアドネーションを行っているNPO団体。
    寄付された髪の毛から子供たちのためにウィッグを提供する活動を行っています。
  • 人工毛

    人毛(Human Hair)ではなく、ポリエステルファイバーなどで作られた繊維です。
    日本のカネカが生産しているカネカロンというファイバーが世界的にも有名です。
  • シルクトップスキン

    トップ部分にシルク素材を使用した仕様。
    天然のシルク素材を使用することで通気性を維持し、広範囲の使用を可能にしています。
    また、植毛方法としては「引き抜き」方式を採用して、結び目が見えないスキン部分を実現しとても自然です。
    通気性(=快適)、見た目の自然さ、分け目をかえられるワイドスキンと3拍子そろった最高級の仕様です。
  • シルクの引き抜き仕様

    シルクトップウィッグの製法のひとつです。
    トップを3層のシルク素材にすることによって、ウィッグの表面にも裏面にも植毛の際の結び目が見えなくなります。
  • 伸縮可能なゴム素材

    ウィッグの周囲に使用されているベルト状のゴム素材と、ネット全体の伸縮素材。ストレッチすることにより、ウィッグのフィット感が生まれます。
  • 人毛(毛髪)

    日本人の標準では1日に0.3~0.4mm伸びると言われています(1ヶ月で1cmほど)。
    一本の髪の毛は、外側からキューティクル、コルテックス、メデュラという3つの部分から成り立っています。
  • 人毛100%ウィッグ

    ウィッグのすべての髪が人毛でできたウィッグです(人工毛を使用していない)。
    リネアストリアで使用している人毛は、絡みなどの防止のためにキューティクルをすべて剥がして使用しています。
    キューティクルをはがさずに使用しているものはREMY(レミー)人毛と呼びます。
  • セミオーダー

    サイズ・毛質・カラーなどベースがある程度決まったものを利用して作成するウィッグとなります。
    フルオーダーに比べて価格を抑えられるのがポイントです。
    ※メーカーの対応により異なる場合がございます。

た行

  • チアウーマン

    乳がん患者様のコミュニティサイトです。
    リネアストリアと一緒にイベントを開催したり撮影会を行ったことがあります。
  • つけ眉毛

    眉毛のタイプのウィッグです。
    抗がん剤治療などで眉毛が抜けてしまった場合などに使用します。
    アイブロウなどでは実現できない立体感のある眉毛が作れます。
  • テープ台

    医療用の両面テープが強力なため、ウィッグ内部のネット部分などに貼るとウィッグが傷んでしまうことがあります。
    そのため、両面テープを貼る場所をポリウレタン素材などで予め補強しています。
    詳しくは医療用両面テープをご参照ください。
  • 天使ウィッグプロジェクト

    リネアストリアが行っているウィッグを必要とされるお子様に無償でウィッグをプレゼントする企画です。
    毎月14日に開催している、総手植えのウィッグが14%OFFになる「天使の日」にて、お客様にお買い上げいただいたウィッグ1点につき100円をリネアストリアが積み立てし、その資金からオーダーメイドのウィッグをプレゼントしています。
    天使ウィッグプロジェクト
  • 天使シリーズ

    リネアストリアで大人気の総手植えのウィッグシリーズです。
    これまで人毛ウィッグなどの高級ラインにしか使われてこなかった「総手植え製」を人工毛のウィッグに採用しています。
    2013年5月に「天使のボブ」が誕生して以来、30種類以上のウィッグをラインナップ。
  • 天使の日

    リネアストリアで毎月14日に開催されているイベントで、総手植えウィッグが14%OFFになります。
    天使の日の売上の一部を積み立てて、ウィッグを必要とされるお子様に無償でウィッグをプレゼントしております。
  • 東京サロン

    2016年2月にオープンしたリネアストリアのウィッグサロンです。
    リネアストリア東京サロン
  • トップカバーウィッグ

    つむじ全体を覆うので気になる前髪やトップのボリューム、白髪・プリン隠しにもオススメです。
    抗がん剤治療を終えられて、前髪部分やトップ部分がなかなか生えにくい方にも多く使用されます。

な行

  • 似合わせカット

    リネアストリアのサロンで行っているカットです。
    前髪の量や顔まわりの髪の毛をカットすることにより、より自然に見せることができます。
  • 縫い縮め

    ウィッグ内部のキャップ部分を縫い縮めることでサイズを小さくする方法です。
    縫い縮め部分の糸を切ることにより、元のサイズに戻す事も可能です。

は行

  • ハンドメイド(手植え)

    ウィッグのベースキャップに、毛を1束1束植毛していく生産方式です。
    生産には熟練工の技術が必要で生産にも時間がかかるため、ウィッグも高価になります。
    出来上がったウィッグは通気性が良く軽量で、着用も快適であることから医療用用途にも最適な生産方式です。
    リネアストリアでは、天使シリーズ、人毛フルウィッグシリーズなどに採用しています。
  • ハーフウィッグ

    頭の半分程度を覆うタイプのウィッグです。地毛の前髪からサイド部分を生かし、頭頂部から後頭部にかけてをウィッグで覆う形状。
    前髪部分が地毛なので自然に見えます。地毛とハーフウィッグの境目のなじませ方が上手に着用する際のポイント。
  • BC+Me(ビーシーアンドミー)

    乳がんを知る、乳がんと生きるためのWEBメディアです。
  • ファッションウィッグ

    医療用途ではなく、ファッション用途として使用されるウィッグの総称。
    気軽にロングヘアーやショートヘアーが楽しめるファッションアイテムです。
    リネアストリアでは50を超える様々なスタイル、20以上のカラーをラインナップしております。
  • ふかし加工

    ウィッグをふんわりエアリーに見せるため、前髪の根元やウィッグのつむじ部分に使われる加工です。
  • プリン染色

    「カラーリングした地毛が伸びてきたようなプリン状態」をウィッグで再現したカラーです。 人工毛の根元に近い部分を暗く染色しています。
    どのカラーで染色するか、どれくらいのプリン幅にするかはスタイルによって異なります。
  • フルウィッグ(オールウィッグ・全頭ウィッグ)

    頭にすっぽりかぶるタイプのウィッグです。
    スタイル、カラーなどを完璧に変えられるのでもっとも劇的な変身が可能。地毛の有無や長さ、カラーに関係なく着用が可能です。
  • ヘアドネーション

    自分の髪の毛をカットして寄付すること。
    寄付された髪の毛はウィッグなどの原材料として使用されます。
  • ベイビーヘアー

    地毛の「うぶ毛」のように短く細い毛を顔まわりに作ることです。
    植毛やカットによって作ります。
  • ポイントウィッグ

    フルウィッグのように頭全体をおおうのではなく、一部を覆うタイプのウィッグです。
    主にはとップカバーウィッグやキャップウィッグ(後頭部や頭頂部につけて使用する)、クリップウィッグやロープウィッグなどがあります。

ま行

  • マシンメイド(機械植え)

    ミノ毛と言われる毛束をミシンで作成し、そのミノ毛をウィッグキャップに縫い付けて作成するウィッグの生産方法です。
    短時間でウィッグを生産することができ安価ではありますが、「重量が重くなってしまう」、「締め付けが強い」などの面もあります。
  • 満足保証

    対象ウィッグに限り、ご購入後にお気に召していただけなかった場合に返品いただけるサービスです。
    返品OK・満足保証
  • ミシンメイド(マシンメイド)

    マシンメイドウィッグと同義(機械植えの場合、ミシンを使用して作られることから)。

や・ら・わ行

  • ヤキ加工

    ウィッグ全体をふんわりエアリーに見せるため、また人工毛の光沢軽減のため、わざと人工毛をなみなみ状のコテで焼くことです。
  • リネアストリア ウィッグサロン

    実際にリネアストリアのウィッグを試着できるウィッグ専用サロンです。
    基本的には完全予約制でのマンツーマンの接客となります。
  • リネアストリアマガジン(リネマガジン)

    ご購入時にウィッグと一緒に同梱されてくるウィッグ情報誌です。
    ウィッグの着用方法から新作情報、スタッフのおしゃれ情報などを掲載しています。
  • 両面テープ

    ウィッグを固定するために用いられるテープ。
    医療用に作られており、アレルギー反応を考慮して低刺激素材が使用されています。
    通常は、ウィッグ側のテープ台部分にテープをはり、地肌と直接固定します。
  • レースフロントウィッグ

    ウィッグの生え際部分が透明なレースになっているフルウィッグです。
    前髪がなく、おでこを出せるスタイルを作るのに必須となります。おでこが狭い方には似合いにくいスタイルで、ウィッグにある程度慣れた方向けのスタイルです。
  • REMY人毛(レミー人毛)

    キューティクルを残した人毛を100%使用しているウィッグです。
    キューティクルの方向が違っていると非常に絡むので生産時に人毛の管理を厳格にする必要があります。
    からみを考慮して、折り返し部分のキューティクルは完全に剥がして使用しています。
    また、トリートメント成分などをより多く閉じ込めることができます。

抗がん剤治療の用語

あ行

  • AC

    抗がん剤のアドリアマイシン(A)とシクロホスファミド(C)を組み合わせた治療方法の事です。
    副作用は個人差がありますが、脱毛・吐き気・白血球減少・口内炎・皮膚や爪が黒くなるなどがあると言われています。
  • アバスチン

    分子標的薬の一種で別名ベバシズマブと呼ばれています。
    血管新生阻害薬で、他の抗がん剤と併用することでよい治療成績が得られると言われています。
  • ウィッグのサイズ調整

    抗がん剤治療の場合治療中は脱毛が始まりますが、治療後は期間がたつと発毛が始まります。
    脱毛期間は髪全体のボリュームがすくなくなるためにウィッグがゆるくなります。
    また発毛始めると髪のボリュームが増すためにウィッグがきつく感じる場合があります。
    頭部の状態に合わせてウィッグのサイズ調整が可能なウィッグを選ぶことでご利用時の不安を少しでも解消することができます。
  • ウィッグの耐久性

    ウィッグはご利用状況にもよりますが、医療用の場合は毎日着用したとして、毛質によって異なりますが3か月~1年半くらいが目安とお考えください。
    ウィッグを長持ちさせるには「お手入れの方法」や「保管方法」など正しいケアの方法を学んでご利用しましょう。

か行

  • 化学療法

    化学物質(抗がん剤)を用いて、がん細胞を破壊する治療法です。
    1種類で使われることもありますが、病状に合わせていくつかの種類の薬を組み合わせて使うこともあります。薬の種類や個人によって、副作用が出ることがあります。
  • カルボプラチン

    抗がん剤の一種で、DNAの複製を阻害してがん細胞を死滅させるプラチナ製剤です。
    副作用は個人差がありますが、吐き気・口内炎・しびれ・下痢・腎障害・骨髄抑制などがあると言われています。
  • 癌拠点病院

    がん診療連携拠点病院のことです。
    専門的ながん医療の提供、地域のがん診療の連携協力体制の整備、患者・住民への相談支援や情報提供などの役割を担う病院として、厚生労働大臣が適当と認め、指定した病院です。
  • くせ毛

    抗がん剤の治療後頭皮がダメージを受けるために細く産毛のような毛が生えてきます。そのまま毛を伸ばし続けると毛が「くせ毛」になってしまいます。
    髪がキレイに髪が生えてくるには「2年近く」かかるとも言われています。
  • クラス5

    細胞診検査の結果がクラス5のことで、クラス5は悪性であるという結果です。
  • 血管阻害薬

    血管新生阻害薬のことです。アバスチン(別名ベバシズマブ)などの種類があります。
  • 抗がん剤治療中の頭皮ケア(育毛剤の利用)

    抗がん剤による脱毛は、抗がん剤の副作用で毛母細胞がダメージを受けることによる脱毛が原因です。
    育毛剤は様々な成分がはいっており、頭皮の血行を促進する成分が入っており、抗がん剤治療中の場合血行を促進することで抗がん剤の効き目が強くなり、頭皮へ影響を及ぼす場合がございますので治療中のケアが必要な場合は専門の医療機関に確認するようにしましょう。
  • 抗がん剤治療後のヘアカラー

    抗がん剤治療後、白髪が生えるケースがありますが、白髪は数か月程度で徐々に黒色に戻っていきます。
    白髪が気になる場合はヘアカラーで染めることを考える方も多いかと思いますが、治療後の頭皮にはヘアカラーなどの薬剤の刺激が強すぎますので、ヘアカラーをご利用される場合は、まずは専門医へのご相談をおすすめいたします。
  • 抗がん剤治療

    化学物質(抗がん剤)を用いて、がん細胞を破壊する治療法です。
    1種類で使われることもありますが、病状に合わせていくつかの種類の薬を組み合わせて使うこともあります。薬の種類や個人によって、副作用が出ることがあります。

さ行

  • 手術

    メスなどを用いて病巣を切除する外科的な治療のことです。
    入院期間は手術の種類によって変わります。不明は場合は医師や看護師に確認する必要があります。
  • 術前化学療法

    手術よりも前に化学療法を行う治療方法です。
    主に治療効果が確認しやすくなることや全摘出手術ではなく乳房温存手術を行うために、腫瘍を小さくする目的で行います。
  • 細胞診

    細胞診検査のことです。
    細胞を取り顕微鏡で病変の細胞を観察し、がんかどうかなどを調べる検査です。
  • 全摘出

    胸の筋肉は残して乳房を全て切除する手術方法です。
    全摘出手術以外には、病巣とその周囲を部分的に取り除く乳房温存手術があります
  • 組織型

    卵巣がんには主に、漿液性腺がん、類内膜腺がん、明細胞腺がん、粘液性腺がんの4つの組織型があります。
    組織型によって使用される抗がん剤が決定される場合が多くあります。

た行

  • TC

    抗がん剤のパクリタキセル(T:タキソール)とカルボプラチン(C)を組み合わせた治療方法の事です。
    副作用は個人差がありますが、脱毛・しびれ・筋肉痛・関節痛・白血球減少・吐き気などがあると言われています。
  • 頭皮マッサージ

    抗がん剤治療中の頭皮は敏感になっています。
    特に、頭皮のマッサージで気を付けたいのは「抜け始めの時期」です。髪が抜け始めたら刺激の強いマッサージはさけ、頭皮の清潔を保つためのシンプルなマッサージを行います。
    抗がん剤治療後に頭皮の状態が落ち着いてきたら本格的なマッサージに移行していきます。
  • 脱毛中のシャンプー

    抗がん剤治療中の必要以上のシャンプーは頭皮の血行促進につながり抗がん剤の効き目を早め、頭皮に影響を及ぼす恐れがあります。
    ぬるま湯などで軽く洗い流し、頭皮についた皮脂・ホコリなどを低刺激のシャンプーでを泡立てながら手のひらでやさしく洗いましょう。シャンプー後は同じくぬるま湯で洗剤や薬剤が残らないように洗い流しましょう。
  • 爪のケア

    抗がん剤の治療によって、個人差がありますが副作用が生じる場合があります。
    副作用の種類は変色したり、爪がもろくなったり、爪の周囲に炎症が起こったりします。一度生えた爪を改善することは難しい状況となります。爪のケアが必要な場合は爪を保護するような補強材やベースコートなどでしっかりと保護するようにしましょう。
    また合わせて爪の生え際となる「爪母」のケアも怠らないようにしましょう。
  • トリプルネガティブ

    乳がんのタイプの一種で、エストロゲンホルモン・プロゲステロンホルモン・HER2という3つの受容体が陰性(ネガティブ)のタイプのことです。
    ホルモン療法や分子標的治療ができないため、主に抗がん剤による治療を行います。
  • ドキシル

    抗がん剤の一種です。
    副作用は個人差がありますが、手足症候群・口内炎・吐き気・倦怠感・白血球減少などがあると言われています。
  • 手足症候群

    抗がん剤によって現れる副作用の一つです。
    手足のしびれや痛み、手足の皮膚の赤み・むくみ・色素沈着、爪の変形・色素沈着などがあると言われています。

な行

  • 乳房再建手術

    乳がんで失った乳房を形成外科手術により再建させる手術です。
    自身のお腹や背中の組織を使った自家組織による再建手術とシリコンインプラントを使用した人工乳房による再建手術があります。

は行

  • 放射線治療

    がんのある部分に治療用の放射線を当てて、がん細胞を死滅させる治療です。がん細胞だけでなく正常細胞にも作用するため副作用があります。
    放射線治療による副作用での脱毛は、放射線が当たる範囲で起こります。照射を一部分で行った場合は、照射された一部分が脱毛し、頭全体に放射線を照射した場合 頭髪全体が抜け落ちます。
    脱毛の程度は人により違いがありますが、一般的に放射線治療を開始してから約2~3週間後には脱毛が始まります。
    放射線治療終了後徐々に髪の毛が生えてきますが、人により元の髪質と違う毛が生えてくることもあります。
  • ヘアキャップ

    治療中の脱毛期に入ると、就寝時でも枕周りに髪が抜け落ちてしまいます。
    就寝時以外でも普段の生活の状態でも抜け落ちるために、髪の掃除をする必要があります。
    ヘアキャップを活用することで料理中や食事中の髪の毛が落ちるのを防ぐとともに髪の毛の掃除をする必要ななくなるので着用をおすすめします。
  • 北斗晶さんのこと

    2015年9月23日に乳がんであることをブログで告白し休養に入られました。
    大きく報道されたことにより、この頃乳がんの検査などをする方が増えたそうです。
    2016年11月にテレビ復帰されました。
  • 病理検査

    1つは、病変が良性か悪性(がん)かを判断する検査のことです。
    もう1つは悪性の場合に、手術前の針生検や、手術後の切除された標本を観察し、がんの種類や性質、悪性度や広がり具合などを調べる検査のことです。
  • パクリタキセル

    抗がん剤の一種で、タキソールとも呼ばれています。
    副作用は個人差がありますが、脱毛・しびれ・筋肉痛・関節痛・白血球減少などがあると言われています。
  • 分子標的薬

    がん細胞だけが持つ特徴を分子レベルでとらえ、それを標的にした薬です。
    がん細胞に狙って作用するため、副作用を少なく抑えながら治療効果を高めると期待されています。
  • ホルモン療法

    ホルモンの作用によってがん細胞が増殖するタイプの場合に用いられる治療です。
    薬によりホルモンを抑えてがんの増殖を防ぎます。通常5~10年ほどの長い治療期間が必要と言われています。
  • ハーセプチン

    分子標的薬の一種です。がん細胞に狙って作用するため、副作用を少なく抑えながら治療効果を高めると期待されています。
    乳がん患者の25~30%ほどの方がHER2受容体が陽性と言われており、その場合に、主に抗がん剤と併用して治療します。
  • HER2陽性

    乳がんのタイプの一つでHER2受容体が陽性のタイプのことです。
    主に分子標的薬(ハーセプチン)と抗がん剤を併用した治療を行います。

ま行

  • まつ毛・眉毛の脱毛

    抗がん剤治療による脱毛の場合、基本的に髪の毛から先に抜け、その後にまつ毛やまゆ毛も脱毛していきます。
    細胞分裂が活発な成長期が毛髪に比べて短いので、抗がん剤の影響は受けにくいと言われていますが、抗がん剤の種類や個人差により頭髪同様に眉毛やまつ毛も脱毛する場合がございます。
  • 味覚障害

    抗がん剤の副作用の一つです。
    個人差があるため、人によっては味が薄い、味がしない、苦味しか分からないなどの症状が現れることがあります。

や・ら・わ行

脱毛症の用語

あ行

  • 円形脱毛症

    ある範囲に限って脱毛してしまう脱毛症。

か行

さ行

  • 壮年性脱毛症(AGA)

    30代~50代の男性の脱毛や薄毛の症状のこと。別名「AGA」。
    ヘアサイクルの成長期が短くなり、髪が細くなったり、発毛する毛穴が少なくなります。

た行

  • 単発型円形脱毛症

    頭髪の一部分に円形または楕円の脱毛部分ができる症状。
    円形脱毛症の中で最も多い症状のひとつです。
  • 多発型円形脱毛症

    頭髪の数か所で起こる円形脱毛症の症状。

な行

は行

  • びまん性脱毛症

    範囲が限られておらず全体的に毛髪が薄くなっていく脱毛症。徐々に進行し症状に気づきにくい。頭皮が透けて見えるほど脱毛が進行するのが特徴です。
  • フロジン液(塩化カルプロニウム液)

    局所の血流増加を起こし発毛を促す外用剤。
    保険適用ということもありしばしば使用されます。適量を患部に塗布して使用します。
  • 分娩後脱毛症(産後脱毛症)

    出産後に一時的に脱毛する症状です。
    通常は出産後6ヶ月から1年ほどで自然回復する場合が多い。
  • 抜毛症

    頭髪、眉毛、体毛などを自分で引き抜いてしまうタイプの脱毛症。
  • 汎発性円形脱毛症(全身円形脱毛症)

    全身におよぶ脱毛症で、頭皮や眉毛・まつ毛など体毛が抜けていく脱毛症。

ま行

  • 無毛症

    頭髪・体毛がない、あるいは少ない症状。
  • 毛周期

    毛が生えてくるサイクルのこと。毛周期は主に「成長期」「退行期」「休止期」の3つの段階にわかれます。

や・ら・わ行